同僚に対して「ひどい!」て思ったこと

 

私と同じく派遣スタッフをされてるエミカさん(仮)。

 

急に私に「話しかけていいですか!?」って言ってきて、

Zoomで話すことになりました。

 

エミカさん「もしかして、nara-6joさんて…失礼ですが…」

 

私、周囲にはほぼ公表してないのに、なぜか私が乳がんであることをかぎつけてました。

 

 

 

エミカさん「実は私も、…つい先日。…それで、検査はひととおり終わって、来週検査結果を聞くんです」

 

 

 

私の場合は、左胸だけ切除(右側は針生検の結果で良性となったため)しました。

エミカさんの話を聞くと、どうやら両側ともに切除の可能性大。

さらには子宮もどうするかという検討もなされているそうでした。

 

 

 

私「家族に話せてる?」

 

エミカさん「はい。この前やっと姉に。次の診察には一緒に来てもらいます」

 

 

 

私(……え、じゃあ初診から一通りの検査をしているあいだ、ずっと一人で病院に!?)

それは大変つらかったろうなと。。。

 

 

 

検査が一通りおわって、結果を聞きに行くときって、一番不安な時です。

神の審判くだされるみたいな。。。

せめて、その日は家族の誰かの同行があってくれたほうが絶対いい。

 

 

 

私「あのね、大丈夫だからね。ガンになったって私みたいに何もなかったかのように働いたりするし、漢方とか、体質改善の食事療法とか、いっぱいあるから! わからなければいくらでも紹介できるからね!」

 

 

 

エミカさん「はい。…はい。いま、仕事終わって家にかえるたびに勉強してます。…とにかく勉強しなきゃ!って」

 

 

 

…勉強。そうだった。私も入院前までいっぱいいっぱいいっぱい、情報収集したなあ。

 

 

 

 

 

 

 

後日。

 

 

エミカさん「えと、手術終わって退院しました。

子宮は切らずに済みました。

あと、病理検査の結果ももう出てて。非浸潤がんで済みました

あとは再建したいし…

 

 

 

 

…私はエミカさんの話は途中から何も聞こえなくなりました。

「非浸潤がんで済みました」って聞いた時に、えええ!って思って、

いったん頭が真っ白になって、その後、すっごい悲しくなって悔しくなって。

そう。悔しかったです。

で、ずるい! って思いました。

親切に励ましたりするんじゃなかった…とさえ思いました。

 

 

 

えええ!~ずるい!までの間なんて一瞬。

その後は、(私ってこんなこと思うものなんだ)と考えながら、

でもずっと、泣きそうで。…涙ためてたのが落ちてきてたから泣いてたか。

 

私は転移したら寿命が長くないって言われたのに、どうしてアナタは転移は無いタイプのガンですむのさ、ずるい!…マジで思ってしまった。

 

Zoomでよかった!

顔だしナシのトークで本当に良かった。

もし対面で話してたら、マスクしていても泣いてるのがバレバレになったよね。

 

 

 

 

 

 

 

さらに日にちが経ち。

 

エミカさん「どうしても、どーーーしても、お菓子が食べたくなったときのため92%カカオチョコをまとめ買いしたんです。……苦い。失敗したかなぁ」

 

彼女は独自に食事制限を開始したようでした。

 

 

 

 

 

そーーだよね…

 

 

 

非浸潤がんという診断は、もう大丈夫!て意味じゃない。

これからずっと、腫瘍が新たにできないようにとビクビクして生きていくことは同じ。

 

 

 

 

 

※これは私個人がその時どう思ったか、ブログ主個人の心境をつづるブログです。

長い愚痴、読んでくださって、ありがとうございます。

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