小説に出てくるお菓子に憧れたことがありました。
というお話を、
花とゆめ 漫画雑誌で読んでいて、
東京に引っ越してきてから、小説が原作であることに気がつきました。
原作読んでみたら面白くて、全巻買っちゃいました。
本筋が面白いだけでなくて、
表現のしかた、描写がうまいなーって思ったんですよ。
学生時に出会った文学小説にはあまりそんなこと思わなかったのに。
身近な時代が書かれてたからそう感じたんですかねー。
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主人公は千代田区出身、学校は名門私立←四谷にモデル校あり
幼馴染は四谷在住。 え、鎌倉! 葉山!?
田舎もんの私にはテンション上がって憧れる設定ばかり。
でも一番テンション上がったのは、一瞬だけ話題にされたお菓子の話です。
主人公の浅葉未来(みく)ちゃん、友達の麗(うらら)ちゃんとそのお兄ちゃんたちが鎌倉を歩いているとき話すんですよ。
「エンガディナー」もしかして「エンガティーナ」て小説では言ってたかも。
麗が、自分の兄にむかって、
「エンガティーナ買って帰ろう。ほら、クルミとキャラメルが入ってて、細長くて少しずつ切って食べるやつ」
と話をする場面があるんですよ。
エンガティーナはまったく本編とは関係なくて、
…そんなたわいもない話をしていたら、電車が来ちゃって…
みたいな場面でした。
作者さんはこのお菓子なんで書いたんですかね。
ご当地お菓子として鎌倉感を出すため?
そこはわからないけれど、
当時、築50年越えの木造アパートの一室で読んでいた私は、
(エンガティーナてなに? クルミとキャラメル? え、架空? 美味しそう!)
って妄想がとまりませんでした。
妄想が広がってから、実在のお菓子に出会うまでそうかかりませんでした。
東京で仕事してて、初帰省の日だったかな。
丸の内線で東京駅に向かおうとしてて、お土産買うためにルミネに行ったら、
(エンガディナー!?)
地下食品売り場で見つけてしまった。
当時のお値段、1500円だったかと、さすがに今はお値段変わったね。
(んー。小説では細くて長くて、でもこれは丸くて…
エンガティーナでなくてエンガディナーで…
でもクルミとキャラメルはあってる。これだ!)
迷わず帰省土産に買って帰りました。
小説知らない家族の反応は…
母、無関心。
父、歯につきそうだからイヤ。
姉、甘くなくて美味しいと喜んで食べ←イヤアマイカラ!
でした。
私は、というと。
東京に戻ってきた際、自分用にまた一個買ってアパートに持って帰って一人で食べた。
ほど、気に入りました!
この出来事って、まだ90年代のこと。
いまはインスタ映え向きじゃないとか言われるのかな?
エンガディナー、私は今でも、憧れのお菓子です。
私が見つけたのは丸かったけど、
作者さんが書いていたのはこの形のほうだったのかもですね。
「エンガティーナ買って帰ろう。ほら、クルミとキャラメルが入ってて、細長くて少しずつ切って食べるやつ」
#憧れのお菓子:エンガディナーの記憶
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