前回のお話はこちら。
会社を休むと責められる…という圧力から解放されたはずの休職中の私に、
次の圧力が降りかかってきました。
電話という圧力。
このころは、携帯電話はあったものの普及率は低く、私も固定電話のみでした。
固定電話って、
どーーしてあんなに、鳴ったら出なきゃいけないって思ってたんだろうね。
鳴ればなにを差し置いてでも電話に出てました。
ナンバーディスプレイはないけど留守電はついていることだし、都合がよくないときは、無理にとらなくてもいいのに。
…人事からの事務連絡だったらどうしよう。
という強迫観念もあり、電話が鳴ればとりました。
夜にかかってきた電話をとってみたら←夜だから絶対人事じゃないのに。
会社の先輩で、お局ポジションの人からでした。
お局「休んでるって聞いて… 同居の彼氏と上手く行ってないのかなーって。。」
私(いや…同居人と仲悪いなら、会社じゃなくてお家にいられなくなるでしょうよ。)
お局「…彼氏と喧嘩したの?」
私「いえ。ウツって言うんですけど。身体症状が…(とまじめに症状を説明)」
お局「え、でも休んだってことは、彼氏と喧嘩したんじゃないの!?」
私「あの、彼氏以外でも体調が悪くなることはある…」
お局「やっぱり彼氏とうまくいってないのかなぁって」
ウツって、体は元気だと思ってる人いるみたいですが、全然そんなことはなく。
実際、風邪のような倦怠感が続いていると訴えている私です。
身体は疲弊しています。
疲弊しているのに。
彼氏、彼氏、彼氏…を連呼する電話に30分つきあわされました。
(自分から切る勇気、ありません)
日中の11時半ごろにも電話が鳴りました。
一度目は(留守電の声を聞くまでは)とブルブル震えながらも耐えて、とりませんでした。
留守電に切り替わったのに、なにも録音されずにガチャ切りされました。
また翌日の同じ時間に電話が鳴りました。
留守電に切り替わったのに、なにも録音されずにガチャ切りされました。
…3度目。
強迫観念に耐えられなくて、電話に出ました。
1個上の会社の先輩からでした。
先輩「祝日だし連休でしょ。…どうしてるかなと思って」
私「…ご存じでしょうが休職しております」
先輩「うん。どうしてるかなあと思って」
私「………」
先輩「今から出てこれない? …実は私、悩んでいることがあって…」
私「…行きます」
会社は忙しいのに、休んでいる罪悪感もありました。
先輩には、他にもっともっと仲の良い友達も親友も社内にいるのに、私に悩みを…?
よほどのことかと思い、
某商業施設で待ち合わせて、
街ブラして、
私「ご飯行きましょうか」
って頑張りました。体力ないのに。
食事の最中。
私「先輩…あの、何か悩んでいることが…?」
先輩「え、ないよ」
私「あ…でも電話でそうおっしゃって…」
先輩「ううん!言ってない」
私「…。」
もし、途中から言い出しづらくなって、言わないようになさったのだとしても!
ウツの診断書もらって休職している私は、もともと体の疲れがあるだけでなく、投薬もうけてます。
その薬がかなり強くて、だるい眠い。場合によっては一切起き上がれないほどです。
そんな状態でも、自分に鞭打ってやっとの思いで出てきたのに…
わたし、休養が必要なんですね。お悩みがあるって言うから出てきましたが、何も御用がないのなら帰ります!
…とは、言えませんでした。
ウツ状態でもあるが、そもそも私、ドモリ吃音のある人なので。そんなこときっぱり言うなんて出来ませんでした。
他の人からも、
飲みに行こう、○○に行こう、なんとかが足りないから今すぐ○○しろ!
って、言われました。
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風邪なら「お大事に」ってみんな連絡を控えるだろうに。
なぜ精神疾患ならこぞって連絡してくるの?
病気に対するアドバイスは医者がするものなのに、
なぜ精神疾患なら素人のあなたたちがしゃしゃりでて指導しようとするの?
心配だから?
あなたの心配を解消するために、疲弊している心身に鞭打って笑えと??
休みが必要だと診断されている人のことは、休ませてくださいよ。
休職したのに、ちっとも休まりませんでした。
続きます。
※これは私個人がその時どう思ったか、ブログ主個人の心境をつづるブログです。
長い愚痴、読んでくださって、ありがとうございます。