話しても分かり合わない人

 

自分の意見を話しても、会話をしても、

なんか通じない人とは通じない。というお話です。

 

 

 

 

学生時代のMちゃん。

中学も一緒、高校も一緒

通学も一緒に。

私がたわいもない話してたら、Mちゃんは急に怪訝な顔をしたり、

悲壮になったり、急に舞い上がったりしてました。

 

例えば、

私「歌を聴くだけでもさ、英語の勉強になるって先生言ってたよ。

ビートルズなんかいいってさ。でも、マドンナのようなメリハリの強いのは、

向かないってさ」

 

するとMちゃん、怪訝な顔をしてしばらく黙り込んでしまいました。

私ってば、何も気にせず次の話題にうつってしまい、一方的にペラペラしゃべっていたのですが…

 

別れ際にMちゃんが「あのね!!先生の言ったこと嘘やわ!マドンナはメリハリ強いで!」

と意を決したように私に言いました。

 

私「…うん。…だからそう言ったよ。」

 

Mちゃん「え? い、言った??」

 

私「言ったよ。先生も私も。マドンナはメリハリ強いって」

 

Mちゃん「(口を開けたまま)………。」

 

 

 

 

 

 

 

別の日。高校で。

クラス内で、入学してきた後輩の話題をしてました。

「あの女の子、めっちゃ可愛いー」

って盛り上がってたの。

そしたらMちゃん。

「嘘やわ!小学校のときのSちゃんのほうがもっと可愛いわ!」

と叫んで、その場を黙らせました。

 

私「小学校の時のSちゃんて言われても。私ら誰もSちゃんを知らんからな。」

(高校には、Mちゃんと同じ小学校に通ってた人はいなかったの)

 

するとMちゃん、悲壮になって、

「もう!なんで私ばっかり!!なんで私はいつもみんなと考えることが違うの!?」

と泣き出しました。

 

 

 

 

 

 

卒業してからも、Mちゃんたちとは連絡を取り合っていました。

 

私が、「結婚の予定が、ダメになった」という報告をしたとき。

 

Mちゃんは「え?結婚するの?ねえいつプロポーズされたの?なんて言ってプロポーズされたの?きゃー」

って顔を紅潮させて喜んでました…(汗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時期がかわって、私が派遣で働きはじめてから会った、

Y子さん。

 

Y子さん「今朝ね。電車にギリギリで飛び乗ったの。満員だけど、扉の横の握り棒をつかむことは出来てさ。…でも、すぐ隣にいた人が、変わった人で」

 

私と、その場に居た人たち「どうしたの?」

 

Y子さん「目がもう、おかしかったんだよね。独り言ぶつぶついってるし。そのうち興奮して電車のドアをバンバン叩きだしちゃってさー」

 

私「こっわ」

 

Y子さん「『私あと一駅だから。次ですぐ降りるから。勘弁してー』って念じてたわ」

 

私「各駅停車?」

 

Y子さん「そう、各駅に乗って、すぐ次で降りる」

 

私「わー。良かったね。すぐ次で降りられて。これが急行で15分くらい降りられないやつだったりしたら、ホント辛いもんね」

 

その場に居た人たち「うわ。ホントだ!すぐ次の駅で降りられる状態で、良かったねー」

 

『すぐ次の駅で降りれて(まだ)良かったね』という私の意見は、その場に居た人たちには賛同されましたが。

 

当のY子さんは、口を半開きにしたまま、怪訝な顔で黙ってしまいました。

 

その顔を見て(あ、学生の時にいたMちゃんと同じだ)と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

……うん。その後もY子さんが、

なんで今、怪訝な顔をしてるのか?

なんで今、悲しそうになったのか?

なんで今、怒りだして私を無視したのか?

さっぱりわかりませんでした。

最後は、着信拒否されて、おわり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでくださって、ありがとうございます。

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