小さい時は、公団の団地に住んでました。
もちろん私が小さかったからですが、
台所の水道の蛇口に手が届かなくてですね。
椅子にのって届くようになるのにも時間がかかった気がします。
団地から引っ越してから母が言ったのですが、
母「あんな遠くに蛇口作っちゃって。ねー」
私「え?お母さんも届かなかったの?」
母「そりゃ椅子までは要らなかったけど。不便だった」
私「なんでそんな遠くに蛇口作ってあるの? 住んでいる人みんな不便だったんじゃ」
母「男の人が作ったからでしょ」
私「……?」
それから何年もたってから、
どこかの記事で、公団の団地の設計は、男性の平均身長を利用していたとか、
使い心地を試したのも男性だったと読みました。
(その割には天井低かったけどね!)
今現在は、女性の平均身長も高くなっているでしょうから、
私や母(150センチ)と同じ不便さを感じる女性も少ないかも知れません。
しかし、
私(仕事って、男性ばっかりでやっちゃいけないんだ。男性ばかりに決めてもらうと生活が不便になるんだ)
と思ったきっかけとなりました。
それで、選挙となると、女性候補者名を書くようにしてきました。
まー、今は
(女性ならいいとは限らない)
と考えを改めています。だから今回は男性に投票しましたよ(期日前投票で)。
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再び子供のころ、小学生時代の話。
私(視力1.5)と、Oちゃん(視力0.4くらい?)
Oちゃんは生まれつきなのか、目が悪いと言ってました。
でも、当時はまだ眼鏡もコンタクトも使ってませんでした。
当時の担任は「平等に」と、月一回の頻度で席替えをさせるのですが、
Oちゃんも容赦なく後ろの席にまわされたりしてました。
Oちゃん「あれ、なんて書いてるの?」
ってよく私に、黒板になんて書いてあるか聞いてました。
もちろん、聞かれれば教えていました。
でもね、時々イラっとしてくるんです。
(何回教えてあげても、ちっとも読めるようになってくれないじゃない。)
…当たり前なんですけどね。教えてあげるうち読めるようになるわけがない。そういう問題じゃあない。
でも、私の心の中では時々(何回教えなきゃいけないの、いい加減にして)って思ってました。
しかも、私の当時の視力は1.5。読めないなんて感覚がわからなかったんです。
ある日、先生が非常に大きな文字を黒板に書きましてね。今のパワポでいうフォントのサイズ100使いましたくらいの感じです。
それでもOちゃん「あれ、なんて書いてあるの?」って私に聞いてきました。
私「読めるでしょ!? そんなのも読めないなら眼鏡買ってもらいなよ」
と、とうとう言ってしまいました。
…眼鏡を買わないことにもなにかしらの事情があるはず。ということも小学生の私にだって頭のどこかで理解しているはずなのに。。。
Oちゃんに、自助努力を求めてしまいました。
ところで、
当時の私(背の順で一番先頭)Oちゃん(背の順で一番後ろ)。
だったんですね。
担任の先生は「気がたるんでる、根性!」という理由をつけて、
真冬でも教室の窓全開、天窓まで開けろ! と言う人でした。
私はとにかく先生に怒られるのが嫌。怒鳴る殴る突き飛ばす日常的にあるんだもん。
だから怒鳴られる前に天窓まで開けたかった。
でも、
私の身長では、椅子に乗っても天窓まで届かなかったんですね。
そこで背の高いOちゃんにいつも頼んでました。
私「上の窓開けてくれる?」
最初の1,2回はOちゃんも開けてくれました。
でも、ある日言われました。
Oちゃん「そんなの、自分でできるでしょ」って。
私、本当に届かないから頼んでるのに…
周りのほかの子? うーん。怒鳴られるまでやらないんだよー。で、その日の日直あたりがぶたれるしねえ。
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何が言いたいかって、当事者じゃないとわからないってことです。
もちろん、自助努力も要るかもしれない、お互い歩み寄らなきゃいけない。
それでも、公助や手助けって、
当事者の気持ちを100パーセント理解するのは難しいんじゃないですかね。
自分の足で歩ける人が、車いす利用者のためといくら考えても、
車いす利用者からすれば「それ、ちょっと違う」なんてことが起きるんだと思います。
じゃあ、どうしたらいいかって、
何か決めるときは当事者に参加してもらうこと。
少なくとも当事者に、意見を聞くこと。
車いす利用の国会議員さんが増えたのはアリだな、と思ってます。
選ばれた人、
エリート、
スター?
たちの目線ではわからないことがあると思うので、
政策には多用な人物を求めます。
性別ではなく、多用性でしたね。
女性=推し対象としてきた昔の自分、反省。
暴力性…は勘弁願いたいんですけどね。
※これは私個人がその時どう思ったか、ブログ主個人の心境をつづるブログです。
長い愚痴、読んでくださって、ありがとうございます。