私は、とある医師の指導を受けて、食事制限しています。
理由は、ガンの転移を防ぎたいからです。
※科学的根拠はイマイチ不明瞭だし、医師も「これでガンが消滅する」なんて言っておられません。それでも他に努力できそうなことがないもんで。…自己判断自己責任ってやつですかね。
あれがダメ、これがダメ、結構ぎっちぎちに制限かかってます。
- ファーストフードダメ
- 白砂糖がダメ
- 肉がダメ
- ウインナー/ハム ダメ
- 牛乳がダメ
- ヨーグルト/乳飲料 ダメ
- 生ものダメ
- 緑茶も…!?
- え、水も??
そんな、食べちゃだめよリストの中には小麦粉も含まれます。
グルテンフリー? そんなの実践しているよ。って方もいらっしゃるでしょうが、
私はパンも好きだし、パスタも好きだし、クッキーもケーキもラーメンもうどんもお好み焼きも好きなんです。
だから結構堪えます。
どうしても我慢できなくなって食べたくなってしまうのは、
お肉よりもパンやスイーツです。
あまり我慢するのもよくないので、
週末に1回…多くて2回くらいなら、パンを食べることにしても許す!って決めてます。
とある用があって外出した日。
疲れたし、週末だしで、地元の安くておいしいカフェに入って、
(パンとコーヒー、ここまでは自分に許そう)
って決めて、
ブラックコーヒーと、チーズトーストを頼んだんです。
自分の注文したものが出てきて、さぁ食べようとしたところで、
向かいに知り合いが座っていることに気がつきました。
この方です。
大変良くしていただいていて、お世話になっている方でした。
でも、
コロナで対面を遠慮したりして疎遠になり、
自分がガンになったことを言いにくくて電話もかけず。。。
過去記事のときは、旦那さんはまだ入院中でしたが、
6月に亡くなられたことを彼女の息子さんから聞いていました。
(私が入院してる最中のことだったようでした)
それでも諸々事情あって彼女に電話しづらいままいて…
今年になって、カフェで偶然対面。
彼女リンリンさん(仮)「あら、あなた髪型変わったからすぐにわからなかったわ!」「何食べてるの? おいしそうね、私も何か注文するわ!」
私(あーーーーー………ヤバイ)
リンリンさん、私の母親くらいの年齢だからでしょうか。
そこがご自宅だろうが、カフェだろうが、必ず私に食べ物くれるんです。
これまでも、カフェに行ってケーキを注文しては私に食べろと言い、
サンドイッチが多かったからと半分以上を残して私に食べろと言い、
そこが彼女の自宅ならば「もらいもののお菓子だけど」と大量に振舞われる。
…な、わけで、その日は私はチーズトーストを2枚食べました…(涙。
私、リンリンさんからの「食べて」を断れたことは一度もありません。。。
もし、私が「ガンなので…食事制限をしている」と言ってもまあ、目の前でチーズトースト食べてたから説得力ないでしょう!?
それに、
リンリンさん「じゃあ、制限なんてしてない私はどうなるのよ!」って、
憤慨なさるだろうし。。
リンリンさん「私、今年で9年たつの。病院からは『10年目が一番転移が危ないから気をつけなさい』って言われているわ」
だそうでした。
彼女の場合は、術前術後も、全く食生活は変えておられないようです。
そんな彼女に「食事制限なんか何の意味があるの?」って、もし言われたら…何の返す言葉もありません。
でも、食事制限をすると決めている私は、
「今更チーズトーストが1枚から2枚に増えたからって…」とは思えない。
自分で摂ると決めた以上の食事量にはなりたくないのです。怖いのです。
リンリンさんには、食事制限のことは言わず、乳がんにかかったことと転移したら寿命は長くないと言われたことを伝えました。
あと、息子さんづてに旦那さんがお亡くなりになったことを聞きました、と。
リンリンさん、
「暇になったし、主人がいないことでいろいろ不便になったわ」
「免許証なんてとっくに返還してる。脚が悪い(ケガのためボルトが入っている)し、ちょっとの距離でもタクシーに乗ってる。そんなだから好きなお店も行かなくなった」
「…ほかに○さんももうなくなったし、ご近所の○さんもいないし。。
…私はね、とにかくお家のペットがいる間はなんとか生きようと思っているの。」
「自宅がね、私とペットでは広すぎるの。だから売却してマンションに住み替えたいなって思うんだけど。息子たちが反対するの。『亡くなったお父さんがこだわって作った家なのに』って。でももう、古いから白アリ問題も出てるくらいなのに。。」
「じゃあ息子たちに『住む?いる?』って聞いたら『要らなーい』って首を振るのよ」
…そう言いながら、一緒に連れてきたペットにおやつを上げておられました。
リンリンさん「…また、ウチに来る?来ないわよね。」
私「…… ガンのせいか体調悪い(←体調悪いのはマジです)こと多くて。。」
リンリンさん「じゃあ、アナタの旦那さんによろしくね。じゃあね」
今まで、いつでも、いつまでもしゃべり続けて、ご自分からお開きにしたことのなかった彼女が、ご自分からさっさと話しを切り上げて帰っていかれました。
…なんか、ごめんなさい。
※これは私個人がその時どう思ったか、ブログ主個人の心境をつづるブログです。
長い愚痴、読んでくださって、ありがとうございます。